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単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の違い完全ガイド【2024年最新】

このページは 「浄化槽の費用完全ガイド」 の詳細解説です。

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単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の違い完全ガイド【2024年最新】

浄化槽は私たちの生活排水を処理する重要な設備ですが、「単独処理浄化槽」と「合併処理浄化槽」の2種類があることをご存知でしょうか。本記事では、これら2つの浄化槽の違いから、法規制、費用、メリット・デメリットまで、徹底的に解説します。

1. 浄化槽の基礎知識

浄化槽とは

浄化槽とは、下水道が整備されていない地域において、家庭や事業所から出る排水を微生物の働きで浄化し、きれいにして放流するための設備です。日本全国で約800万基が使用されており、下水道普及率が低い地域では欠かせないインフラとなっています。

浄化槽の役割

  • 生活環境の保全:排水を適切に処理することで、悪臭や害虫の発生を防ぎます
  • 公衆衛生の向上:病原菌などを除去し、衛生的な環境を維持します
  • 水質汚濁の防止:河川や地下水の汚染を防ぎ、自然環境を守ります

6. 費用比較

設置費用

単独処理浄化槽(参考:新設は不可):

  • 5人槽:30〜50万円程度
  • 7人槽:40〜60万円程度

合併処理浄化槽

  • 5人槽:60〜100万円
  • 7人槽:80〜120万円
  • 10人槽:100〜150万円

※工事費、配管工事費を含む概算

補助金制度

合併処理浄化槽の設置や、単独処理浄化槽からの転換には、国と自治体から補助金が出ます。

補助金の目安(自治体により異なる):

  • 5人槽:30〜50万円
  • 7人槽:40〜60万円
  • 10人槽:50〜70万円
  • 単独処理浄化槽の撤去費用:9〜15万円

補助金の条件

  • 下水道認可区域外であること
  • 既存の単独処理浄化槽やくみ取り便槽からの転換
  • 建築確認申請が必要な新築・増改築
  • 自治体の定める基準を満たすこと

※補助金額は自治体によって大きく異なるため、必ず地域の自治体に確認してください。

維持管理費用

年間ランニングコスト(5人槽の場合):

項目 単独処理浄化槽 合併処理浄化槽
保守点検 15,000〜25,000円 20,000〜30,000円
清掃 10,000〜20,000円 15,000〜25,000円
法定検査 5,000〜7,000円 5,000〜7,000円
合計 30,000〜52,000円/年 40,000〜62,000円/年

電気代

合併処理浄化槽は、ブロワー(送風機)を24時間稼働させる必要があります。

  • 月額電気代:500〜1,500円程度
  • 年間:6,000〜18,000円程度

※最近の省エネ型ブロワーでは月500円程度に抑えられます。

8. 切り替え・撤去について

単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換手順

自治体への相談・確認

  • 補助金制度の確認
  • 必要書類の確認
  • 設置基準の確認

業者選定・見積もり

  • 複数の浄化槽業者から見積もりを取得
  • 実績と評判を確認
  • 保守点検契約の内容確認

 

  • この記事を書いた人

浄化槽の管理人

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