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浄化槽の法定検査(7条・11条)をわかりやすく解説
「いつ・どの検査を受ければ良い?」「申込みは誰に?」「費用や罰則は?」— 混同しやすいポイントをまとめました。
法定検査の全体像
- 7条検査:新設・改造後7〜8か月に実施(機能確認)
- 11条検査:毎年1回の定期検査(維持管理状況の確認)
維持管理の全体像は:浄化槽の仕組みと種類まとめ
検査の流れ(申込み〜当日〜結果)
- 地域の検査機関へ申込み(自治体指定あり)
- 検査日時の調整(立会い要否を確認)
- 検査実施(外観・機能・水質等の確認)
- 結果通知・是正指導(必要があれば対応)
★ 補足:保守点検・清掃の記録簿は当日までに準備。
費用の目安と支払いタイミング
検査区分・槽容量・地域により異なります。最新の料金は地域の検査機関で確認しましょう。
関連記事:浄化槽の導入費・維持費の相場
7条 vs 11条:何が違う?
| 項目 | 7条検査 | 11条検査 |
|---|---|---|
| タイミング | 新設・改造後7〜8か月 | 毎年1回 |
| 目的 | 機能・水質の確認 | 維持管理状況の確認 |
| 準備物 | 設置情報、運転状況 | 点検記録、清掃記録など |
受検しないとどうなる?(罰則・リスク)
- 行政指導・命令の対象になり得る
- 適正管理が行われず、放流水質の悪化リスク
- 売買・賃貸時のトラブル要因
スムーズに受検するコツ
- 設置後のスケジュール管理(7条の時期を忘れない)
- 記録類(点検・清掃)の整理
- ブロワ等の基本点検(異音・エア量)
- 冬季は凍結等の環境要因も確認
よくある質問
Q. 7条と11条の両方が必要ですか?
A. はい。設置後の7条検査に加え、毎年の11条検査が必要です。
Q. 検査はどこに申し込みますか?
A. 自治体が指定する検査機関に申し込みます。地域の窓口でご確認ください。