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浄化槽に「流してはいけないもの」完全リスト(洗剤・薬品編)
微生物の働きを弱める成分や、槽内で詰まり・泡立ちを引き起こす原因を一覧で整理。今日からの代替案も紹介します。
なぜ「流してはいけない」のか?(仕組みから理解)
浄化槽は微生物の働きで水をきれいにします。強力な殺菌剤・溶剤・大量の油脂は微生物に悪影響を与え、処理性能を落とします。
仕組みの基礎:浄化槽の仕組みと種類まとめ
NGになりやすい成分・もの一覧
1)強力な殺菌・漂白成分(高濃度塩素、塩素系漂白剤の多用)
大量使用・頻回使用は微生物にダメージ。用途・希釈を守ることが重要です。
2)溶剤・薬品(シンナー、強酸・強アルカリ、薬品廃液)
槽内の樹脂・ゴム、配管にもダメージ。絶対に流さない。
3)油脂類(揚げ油・ラード・マヨネーズ等の多量排出)
固化・付着・詰まりの原因に。拭き取り→燃えるゴミへ。
4)固形物・異物(猫砂・紙おむつ・ティッシュ・髪の毛)
沈降・詰まり・スカム増加。トイレはトイレットペーパーのみ。
5)過度な発泡剤・柔軟剤の多用
槽内で泡立ち、放流水のトラブル要因に。
日常の「代替案」:洗剤の選び方・使い方
- ラベルで生分解性やリン不使用等の記載を確認
- 規定量を守る(入れすぎない)
- キッチン油は拭き取り→固める→可燃ごみへ
- トイレ洗浄剤は用法用量を厳守
におい・泡立ち・濁りを防ぐ生活ルール
- 料理後は油を拭き取ってから洗う
- 入浴剤・柔軟剤を使い過ぎない
- トイレは紙以外を流さない
- ブロワの異音・停止を見逃さない
ブロワの基礎は:ブロワの仕組み・点検と交換目安
よくある質問
Q. ハイター等の塩素系漂白剤は使えますか?
A. 用法用量を守れば通常は問題ありませんが、頻回・多量は避けてください。
Q. キッチンの油はどう処理すべき?
A. 拭き取り→凝固剤等で固める→可燃ごみへ。流しに直接流さないでください。